釣具」カテゴリーアーカイブ

Gentian 411+ その後

kobaさん製作のリールについてのその後
ハンドルノブが樹脂製だったので、バファーローホーン(水牛の角)がいいよぉ~
だだをこねたら、kobaさんが早速送ってくれました。
kobaさんお忙しいところすいません。
さっそく写真を撮りました、やっぱ渋いっすねぇ。
ノブと一緒にリールのフレームに使うスペアの特製ネジとグリスネジ止め剤、保証書、なども一緒に送っていただいたりして、やっぱ手作りのガレージブランドは作り手と直に繋がれる喜びがあっていいですね。

Gentian 411+

以前よりウォルトンパウェルのバンブーローッドに合わせるゴールドフェイスのリールを探していましたが、価格と見栄えのバランスがうまくいかず(つまりかっこいいものはかなり高い)
なかなか手に入れられずにいましたが、ようやく気に入ったものを手に入れることができました。

パートタイムビルダー kobaさん の手作りリールです
レイズドピラータイプのリールはやっぱりかっこいいですね。

クリックのばねが左右非対称になっていて、ばねをひっくり返してねじ止めすれば左右巻きが変更できる仕組み。なるほど。

合わせるロッドは日本の渓流にはちょっとパワフルな7ft 3PCS 3-4-5#というもの
リールシートの金具がゴールドなので、それ相応しい4#5#を格納できる真鍮バイメタルのリールを探していました。これならぴったり。

金澤バンブー764-4 インプレッション

まず、インプレッションを記載する前にちょっとした能書きです。
当然のことながらこれから記載するインプレッションは私の個人的な感想であり、私の限られた経験を背景に感じたことでしかありません、しかもその感想は「現在はこう感じている」というもので今後変遷する可能性が十分ありえますので、そのところあらかじめご理解ください。

私がこのロッド以外に4ピース以上のバンブーロッドを握ったことは1度だけです。某有名ビルダー作の竿で、たしか5か6ピースでした。旅先でもバンブーが使いたいという要望のための特殊なロッドです。
持った感触は「重っ!」。
ロッドの重量というよりは持ち重り感というもので、グリップも細く、これは一日中振ることはできないなぁと感じました。
それ以来、マルチピースのバンブーロッドというと3ピースが限界なのだろうと勝手に思っていまして、それ以上のものは際物的な見方をしていました。
それでも、基本的に源流志向でパックロッド好きですからバンブー以外でいろいろなパックロッドを持っていまして、壊れてしまったり売ってしまって手元にないロッドもありますが、今でももたまに使用するロッドにグラスロッドの10ピースというものがあります。
これは仕舞寸法が極端に短く、ロッドケースに入れたままでベストの背中ポケットに余裕で入りますので、源流釣行や予備として携帯するのに重宝しています。
しかし、はっきり言って使用感は今一つ。
どんな感じかといいますと、キャストしてラインが出る瞬間にティップが先に振れ過ぎてしまうのです。ティップがお辞儀してしまう状態と言ったほうが分かりやすいでしょうか。もしくは揺れを吸収できていないと言うべきか。
何しろラインコントロールが難しいロッドなのです。
ラインキャストを野球のピッチングに例えると、ベストピッチングと呼べる投球にはある一定の幅で球を手放すタイミングがあると思うのですが、その幅が非常に狭いのです。
ゆえに、ベストなキャストをするためにはどんな場所でも同じようタイミングでキャストする必要があり、バックハンドを強いられる場所などではまずもって上手くキャストできたためしがありません。
当然フォルスキャストの回数も増えるし、ミスキャストも多いので釣果に影響が出ます。

前置きが長くなりましたが金澤バンブー764-4 RiversideRamblerはと言いますと、非常にキャストしやすいロッドです。4ピースにしてはロッドの持ち重り感がなく、全体的なバランスがいいので一日振っても疲れません。私はキャストするとき、ロッドフェース(ガイド側の前面)を全て使ってラインを押し出すようなイメージを持っているのですが、そのイメージに近くラインが繰り出されティップがお辞儀するようなことはありません。
ロッドアクションは昨年オーダーした703-3より気持ちハリがある印象ですがビンビンではないです。
また、ノードレス、ホローと特徴的な構造を持たロッドであるにもかかわらず、必要以上にエキセントリックな部分はなくバランスよくまとまったロッドだと言えると思います。今回4ピースをオーダーした理由はどんな場面でもそれなりにカバーできるユーティリティーで、まさしくぴったりな印象です。今後様々なシチュエーションでどんな使い方ができるか試すのが楽しみになりました。

これ以降は課題。
キャスト中というのは予想以上にねじれの力がかかるようで、正面を合わせてきちんと繋いでいたのですがバットセクションとセカンドセクションの面で少しずれました。こちらはフェールールワックスを塗布し、きつめに繋ぐことで様子を見ようと思います。
しかしこれでハリキフェルールの16/64エクストラショートが生産終了となった理由が分かった気がしました。
それと、これはロッドの問題ではないかもしれませんが、今回の釣行ではいつもに増してバラシが多かったのです
バーブレスフックの利用と小型のイワナが多かったのもあるのですが、ランディング途中でバレることが何度もありました。
今回はシルクラインも用意していのですが、結局PVCラインとファールドリーダーを利用していたことも関係しているのか、ファールドリーダーは伸びきった場合にナイロンリーダーに比べて案外ショック吸収性がないのでは?と思っています。
フライラインとリーダーの間にゴム系のラインを繋ぐ方法があったはず、商品名ご存知の方お教えください。

PFLUEGER Medalist 1492 左巻改

言わずもがなフルーガー メダリストは定番中の定番フライリール。
昔からデザインが大きく変わらずカッコよく、それでいて糸巻きの軸が太いラージアーバー系(ミッドアーバー?)なのでラインの巻きクセがつきにくい、そのうえ手ごろな値段で購入できるので一つは持っているというフライフィッシャーも多いのではないだろうか。
その中で1492は最小のモデル、#3~#4ラインに適した大きさなのですが私にとっては一つだけ難点が。
それは右巻き専用モデルだと言うことです。
クリックドラグの爪金具を逆さにすることで左巻きには出来るのですが、そうするとラインガードが逆向きになってしまって使えないことに。デザイン的にもよくないので、思い切ってドリルで穴を開けてラインガードを移植し、従来の穴を放っておくのも嫌なのでブラインドリベットで埋めました。
本当はアルミ溶接できれいに埋めたかったのですが、これが難しく挫折したのです。
最後に表面を耐水ペーパーやすりでラフに磨いて貫禄を出してみました。
つーか適当なところで疲れちゃって止めただけなんですが、見栄えはどうでしょうかね。

金澤バンブーロッドについて

金澤バンブーロッド
7ft 3pc トンキン ノードレス 82g
昨シーズンは殆どをこのロッドで通した。一番気に入っているロッド。

製作者のUさんとはまだお会いしたことはない、
ネットを通じたお付き合いをさせてもらっているだけ。
私の要望をお伝えして製作していただいた、私にとっても初めてのオーダーメイドのロッド。
そういった思い入れを抜きにして一番使いやすいロッドに仕上がっている。

私がこのロッドを製作していただくときに望んでいた要件(イメージ)は
ミディアムスローなアクションでかつコントロールも出来てそこそこ飛ばせるといった大変わがままなもの。
ところがこいつはほぼパーフェクトに要望を満たしている逸品、
このロッドのおかげで私自身もフライフィッシャーとして一段上のステージが覗けた気がしている。
今年は同系のテーパーで#4 7’6″をオーダーするつもりだ。

大橋バンブーロッドのこと

7ft 2pc 真竹 オイルフィニッシュ ホーロービルド(中空) 76g フェルールまで手製のバンブーロッド。
こちらで入手。
http://maruta.furainozasshi.com/?month=200908
振った感じ、やはり軽い。もちろんカーボングラファイトと比べると重いのだけれど、
バンブーじゃないみたいな感覚。
ラインを載せると、なつーか すぱっ!と振り抜ける感じ。粘り気がない。
これもバンブーらしからぬ感覚。
それで下手くそな私でも結構飛ばすことができる。

こちらのブログではホロービルドの性能についてパワーとトルクの二律背反という
興味深い考察がされています
http://alchemy.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10
アルケミータックル店主 川嵜明彦さんのブログ

ウェーディングシューズ・インプレッション

今まで使用してきたウェーディングシューズ

・リバレイ(Rivalley) RV WDシューズライトベーシック
お手頃価格で軽いが案外造りがしっかりしている。デザインも悪くないのでおすすめ。
源流・渓流・本流、場所を選ばないユーティリティー。

・チョータ(Chota) Chota STL Wading Shoes
米国製なのに幅広、日本人の足に合うシェイプ。その分車を運転する場合は注意が必要、ブレーキペダルに引っかかるかも。
丈夫なウォーターレジスタンスレザー、渋い薄緑のベースカラーは好みが分れるところ。
クイックドローシステムが売り、脱ぎ履きがとっても楽。
自宅の庭に干しておいたところ盗まれましたorz

・パズデザイン(pazdesign) ライトウエイトウェーディングシューズ
夏季の源流用にキャンバス地のシューズが欲しくて購入。ベースはキャンバス地ながら、つま先や踵が硬質なゴムによって
強化されているので岩にぶつけても足が痛くない、流石は専門メーカー。
林道を長時間歩く源流釣行でフェルトの減りがはやく、歩き方が悪いのか片減りしてしまってすぐに履けなくなってしまった。

・DANNER(ダナー) リバーグリッパーII
そもそもダナーは好きなブランド。バックスキン地で色調も渋くかっこいい。ラッセルほどではないが高価。
履き心地も悪くないが、靴底が堅いので岩場続きだと少し難儀するかも。
養沢映えします。

・マズメ キャンパスウェイディングシューズ
なにしろ価格がお手頃。今シーズンは毎週のように釣行しているのでフェルトの減りが早いのが悩みだが、この価格なら
フェルトの張替の手間を考えるとシューズの買い替えで対応可能かも。デザインもそこそこ。
でも作りはほとんどキャンバス地のバスケットシューズと同じなので、つま先の補強とかはほとんどない。
その分、収納性の良さと、底が柔らかいので岩場での踏ん張りが効きそうというのがメリット。どっちを取るかはユーザ次第。
今シーズンはこいつにピンソールミニを付けて源流を攻めてみます。